★時系列で追うスタジオワーク、セッション音源集。シリーズ第8弾。
★149日間、『サージェント・ペパーズ』セッション完結!
★【2nd Edition】お求めやすい通常盤でEternal Groovesから登場!
エターナル・グルーヴズのビートルズ、セッション音源集の第8弾は、『サージェント・ペパーズ』最終段階のセッション集。1966年11月から始まったレコーディングもいよいよ大詰め。本CDは1967年3月3日のEMIスタジオから幕を開ける。
アルバム冒頭を飾る「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のベーシックトラックにブラスセクションと、ポールの弾くジミヘンばりのエレキギターのダビング音源や、架空のコンサート開演前の客席のざわめきの元テープなど、いきなり貴重音源が聴ける。
3月9日の「ゲッティング・ベター」は、印象的なエレピをポールが弾き、ジョンとジョージがエレキのテイク1。そしてポールのベースが登場するテイク12。その違いを聴けば、いかにこのベースが重要だったか気付かされる。
「グッド・モーニング・グッド・モーニング」は、3月12日の強烈なブラスセクションのダビングや、29日にダビングする、様々な動物たちの鳴き声ループテープの元音源までも収録。
ジョージが本格的にインド音楽にトライした「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」は、ジョージが演奏者にフレーズを歌いながら教えているリハーサル音源。
「シーズ・リーヴィング・ホーム」では美しい弦楽トラックと、ポールとジョンのボーカルのみのトラックも。
「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」は、リンゴが歌うことを前提に曲作りされ、アルバム2曲目にメドレーとして繋がるように計画された。
ポールがピアノ、ジョンはカウベル、ジョージがエレキでリンゴがドラムというシンプルな編成でのテイク1と2など、興味深いバージョンだ。
ポールの渡米を控え最終日とした4月1日には、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/リプライズ」が録音される。
1曲目の「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」をテンポを速めただけ、と思われがちだが実際はキーもコード進行も構成も別物だ。
ここでも次曲「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」へ繋げる前提でキーも決められ、ライヴ演奏を基本にワイルドさマシマシで録音される。
そしてポールの帰国後の20日には、結局は収録を見送られる「オンリー・ア・ノーザン・ソング」を再び録音するなど、迷走しながらもアルバム『サージェント・ペパーズ』は完成する。
歴史的作品『サージェント・ペパーズ』の制作過程を音で追う、究極のセッション音源集だ。
当時の状況、エピソード、曲目などの日本語ライナーノーツ。
Eternal Groovesより通常盤で登場。
★日本語ライナーノーツ。8,500字、8頁。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ