「満ちては欠けてまた満ちる 人生はまるで月の満ち欠け」――。
いいこともあれば悪いこともある、そんな人生の起伏を、月の満ち欠けになぞらえて歌い上げる一曲。優しく、そして力強く私たちに寄り添う言葉たちは、まさに人生を肯定するメッセージだ。富士みれいが送る大人のための応援歌『満ちる月』が、私たちの背中をそっと押してくれる。
そしてもう一曲は…報われぬ恋に身を焦がす女の情念を、富士みれいが歌い上げる『アネモネ〜花一華』。帰らぬ人を想い続ける女の姿を、気まぐれな蝶の訪れを待つ花の姿に重ねて、色鮮やかに描き出している。紫色のアネモネの花言葉は、「あなたを信じて待つ」。涙に濡れる狂おしい女の思いが沁みわたる、哀切な一曲だ。
