〜初回仕様が完売。再発の要望に応えて通常版登場〜
★激レア盤『ブッチャーカバー』の回収版オリジナル音源がステレオ、モノで甦る!
★アルバム全曲に加え関連音源、別バージョン等を徹底網羅した2枚組。
60年代当時のビートルズのリリースは、英国EMIと米国キャピトルではアルバム内容に相違があり、キャピトル盤では新曲を優先的に収録しながら、前アルバムからの曲も盛りこみ発売されました。
ビートルズ側の思惑やコンセプト無視の編集方針は『サージェント・ペパーズ』のリリース前まで続き、米国盤『ラバーソウル』のように英米同時発売にもかかわらず収録曲が違っているアルバムもあります。
しかし、近年の研究により英国盤とは違うミックスが収録されている等、意外な魅力があることにマニア達は気づき始めました。
特に『ブッチャーカバー』として回収騒動にまで発展した1966年の『イエスタディ・アンド・トゥデイ』は、ビートルズのキャピトル盤最大級のコレクターズ・アイテムとなりましたが、ここにもレア・ミックスが存在しています。
しかもモノ、ステレオそれぞれにミックス違いがあるのです。
ここでは当時のマスターからの収録を実現。『ブッチャーカバー』から『トランクカバー』の、モノ&ステレオのLPレコードを入手しない限り聴けない音源が登場です。
しかも残念なことに2014年にアップル&キャピトルから出た再現盤CDは当時のミックスではありません(涙)。
特にアルバム『リボルバー』が、まだ制作の最中にありながら1か月半も先に米国へ送られたマスターの3曲は別ミックスなのです。
「アイム・オンリー・スリーピング」は逆回転ギターが、英国ステレオ、モノのどちらとも違う米国盤独自のミックス。
「ドクター・ロバート」も♪ウェル、ウェルのサビでマラカスが鳴り続け、演奏後ジョンが「OK、FAB」とつぶやくモノ・ミックス。
ステレオ盤では、キャピトルが無理やり疑似ステレオで収録しましたが、それも珍品ミックスとして世に残ることになったのです。
これこそが1966年6月、当時の米国ファンがLPレコードで聴いていた音、アルバムなのです。
ディスク2には、「アンド・ユア・バード・キャン・シング」の初期バージョン(キーD)やリメイク版(キーE)など、関連曲のセッション音源を現存するレアテイクから収録。
「デイトリッパー」などは英国オリジナルミックスも網羅し、聴き比べが楽しめます。
「エリナー・リグビー」はポールのボーカルが、まだダブルになっていないバージョンで、これなどは「キャピトルへ先行して差し出す3曲」に含まれてもおかしくなかった分岐点ともいえるバージョンです。
9,500字に及ぶ詳細な日本語解説は、ブッチャーカバーの検証など読み応え充分。
キリスト発言で排斥運動まで起こる中、ビートルズの最後のライヴツアー目前。
その狂騒の時代の中で米国ファンが聴いていた音を完全再現しています。
★通常版プラケース仕様2CDで登場。
★日本語ライナーノーツ。ブックレットに9,500字で掲載。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ