モーツァルトが作曲した最後のミサ曲、ハ短調ミサ。この未完の大作を坂本徹とモーツァルト・アカデミー・トウキョウがオリジナル楽器のオーケストラとともにダイナミックな演奏を聴かせます。
日本モーツァルト協会第600回記念例会のライブ盤。モーツァルトが最後に作曲したミサ曲、そして未完の大作「ハ短調ミサ」。今回は2016年にカールス社から発表されたベルニウス&ヴォルフ版を使用して演奏。時に繊細、時に力感溢れる合唱と、技巧的ながら叙情的なソロが臨場感溢れるサウンドで楽しめます。特に迫力ある二重合唱は聴きものです。演奏は坂本徹指揮、モーツァルト・アカデミー・トウキョウ(オリジナル楽器使用)、アマデウス・シンガーズ。当時の様式に従ってソリストも合唱を歌っています。「レコード芸術」7月号(最終号)では惜しくも特選はのがしたものの、2人の評者から準推薦と温かい前向きの批評をいただきました。