〜初回仕様が完売 再発の要望に応えて通常版登場〜
★デビュー直前のビートルズのスタジオ音源を徹底網羅した2枚組。
★歴史的な「デッカ・オーディション」はステレオ・ミックスで収録。
★遂に明らかになった「ポリドール・セッション」や、原点といえる「キャバーン・テープス」も必聴。
1962年元旦のデッカ・レコードでの有名なオーディションテープは、おそらく史上初のステレオ・ミックスで登場。全15曲、確かに音質はハイ・クオリティ!結果的に落選となる伝説の演奏は、当時のビートルズを伝える歴史的音源です。
ピート・ベストの証言などから、明らかになった当日の演奏順に収録され、1曲目「マネー」の冒頭にキュルキュルとテープのヨレがあるのが「本当のマスター」と言われていますが、そんなことはマニアは先刻承知の常識ですね。ここでは聴きやすいように当時の本当の状態で聴けるように補正されています。
15曲中、ジョージのボーカル率が4曲と高いことにも注目。日本語解説では全曲のボーカル分担も表にしてあり分かりやすい。
ジョージのリードにポール、ジョンのボーカルが絡む「スリー・クール・キャッツ」のカッコよさ!「ライク・ドリーマーズ・ドゥ 」や「ハロー・リトル・ガール」など、オリジナルが3曲も演奏されたのも驚きで、それが関係者の興味をひきEMIでのオーディションへと繋がります。
迎えた6月6日のEMIオーディションからは、「急にリードを歌うことになって声が震えた(ポール談)」という「ラブ・ミー・ドゥ」。そしてポールの得意な「ベサメ・ムーチョ」はエンディングの「チャチャブー」を編集カットしたジェフ・エメリック再編集版も含め収録。これがピート・ベストの最後の録音となる。
リンゴ・スター加入4日後のキャバーンクラブでのライヴはグラナダTVの撮影が入り、あの「サム・アザー・ガイ」のモノクロ映像が残された。しかし音声は後日再録音されたもので、ここには両方のバージョンが聴ける。
ディスク2では、EMIでのデビュー盤の録音から、結果的にリリースを拒む「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」と、ドラムがアンディ・ホワイトに替わる前のリンゴ版の「ラブ・ミー・ドゥ」が収録され、10月のキャバーンクラブでのリハーサルでは超初期の「アイ・ソー・ハースタンディング・ゼア」や「ワン・アフター・909」も聴けるお宝音源だ。
そして時間をさかのぼり、トニー・シェリダンとのポリドール・セッションは、ビートルズが演奏した全8曲(10テイク)を収録。以前には「T・シェリダンとビートルズの演奏!」とうたわれて別のバンドの演奏が収録された正規盤もありましたが、それらはもう不要になりますね。「マイ・ボニー」は英語版に加えドイツ語(イントロ部)版も収録されています。
徹底解説した日本語ライナーノーツも必読。デビュー前のビートルズを詰め込んだファン必携盤の登場です。
★通常版プラケース仕様2CDで登場。
★日本語ライナーノーツ。ブックレットに8,500字で掲載。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ