★ビートルズ、日付ごとのセッション・シリーズ第4弾。
★1964年・秋~1965年・春。何テイクも録音を試みるビートルズのスタジオワーク!
★「I Feel Fine」、「HELP !」など現存する全テイク収録。
★【2nd Edition】お求めやすい通常盤でEternal Groovesから登場!
好評のEternal Groovesのビートルズ、全セッション音源解明集の第4弾は、『ビートルズ・フォー・セール』に先駆け発売するシングル「アイ・フィール・ファイン」の1964年・秋のセッションから、1965年リリースのアルバム『ヘルプ!』のレコーディング・セッションまでを収録。
全米ツアー後の1964年10月8日にシングルB面「シーズ・ア・ウーマン」を録音(前作EGDR-0021に収録)し、その10日後の10月18日に取り組んだのは「アイ・フィール・ファイン」。
ジョンが、この印象的なギターリフを思いついたのが10月6日。偶然起こったギターのフィードバック音をイントロに使うことを思い立ち、テイク1から、既にフィードバックを人為的に起こして録音を始める様子が聴ける。驚くべきことに、公式版と違い歌のキーはAだ。
ジョンが、がなり気味に歌うテイク1(これがまたカッコ良い!)の後にキーを一音落すことを決めて、テイク2が始まる。テイク5まで、ジョンのシングルトラックのボーカルが、まだリバーブ処理もなく驚くほどクリアな音質でとらえられていて圧倒的だ。
翌1965年になると、まずはシングル「ティケット・トゥ・ライド」の録音が始まり、B面用の「イエス・イット・イズ」の2月16日の録音テイクが、たっぷり発掘されている。
ジョンがJ-160Eを鳴らしながらの仮歌に、ジョージがヴォリュームペダル奏法でフォロー。ジョンは途中からクラシックギターに持ち替え、この美しい曲のテイクを重ね完成していく。
そして「ザット・ミーンズ・ア・ロット」は、アルバム収録を見送られる運命をたどる曲だが、ここでは様々なアレンジでの演奏を試みる様子が聴ける。どれも納得がいかないのか、ポールは「テストでやってみよう!」と言ってスタートするテイクでは、ボードヴィル調のアレンジを、なかばやけくそ気味に試みたところでセッションテープは終わってしまう。
そして4月13日の「ヘルプ!」はテイク1からテイク12まで、何度もトライする様子が聴ける。まずテイク1、2ともにすぐ中断。ジョージの弾く速いアルペジオが難しいからだ。ジョージが「速すぎる」と話しているのが聴こえ、テイク5ではテンポを落して演奏する。テイク5はボーカル無しで完奏するが、既にエンディングの見事なアレンジも決まっていて、事前に入念なリハーサルが行われていたことが推測できる。
ビートルズが残した、濃密なスタジオ・ワーク。
現存するセッションテープからマスター・クオリティで収録しました。
当時の状況、エピソード、曲目などの日本語ライナーノーツ。
Eternal Groovesより通常盤で登場。
★日本語ライナーノーツ。6,700字、8頁。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ