THE ROLLING STONES / ザ・ローリング・ストーンズ
THE ROLLING STONES – the COMPLETE STONES #7
発売日 2024/6/19  ¥2530(税込) 
品番 EGRO-0077
●ローリング・ストーンズの全公式レコーディングを年代順に収録!
●明らかになる未発表曲、別バージョン、栄光のヒストリー第7集!
●19回目の神経衰弱!60’s中期、新型ストーンズ・サウンドが登場。
ローリング・ストーンズの壮大なレコーディング全音源収録プロジェクトの第7集。
デビュー前から時系列で全音源をお届けしてきた本シリーズの第7作目は、1965年12月から始まるアルバム『アフターマス』のセッションから。12月5日に北米ツアー最終公演を終えると、すぐ8日からRCAスタジオに集結し次なるシングル「19回目の神経衰弱」とアルバム『アフターマス』のためのレコーディングが始まる。
ジャガー&リチャーズがオリジナル曲を書き、それがヒットすることで世界的人気を得たが、ブルースを極めるための指針を失ったブライアンは次第にギターを弾かなくなっていく。それがキースは不満だった。「あいつはスタジオに来てもギターも弾かず、何時間も惚けていて使い物にならない。ところが2日後に現れると、突然ハープシコードで美しい演奏を始めるんだ」。こうして、天才ブライアンの才能が思わぬところから発揮され始める。ブライアンがマリンバ、ダルシマーを弾く「アウト・オブ・タイム」や「レディ・ジェーン」など、中期ストーンズの名演が生み出されるのだ。
ジャガー&リチャーズの曲作りも新たなフェーズに突入。「マザーズ・リトル・ヘルパー」では、母親の薬乱用を歌うなどタブーに切り込み、「19回目の神経衰弱」は甘えん坊の少女を冷たくつき放す。夏にチャートを競い合ったディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」の鋭く他者へコトバを投げつける手法の影響もあっただろう。日常生活の闇や社会的な憎悪を歌詞にすることは、それまでのヒット曲やポップソングではあり得ないことだった。結果的に、ブルースの呪縛から離れ、ロックとポップの最先端を切り開くサウンドでアルバム『アフターマス』は全曲オリジナルで完成するのだ。
本CDには、多忙なツアーとアルバム『アフターマス』制作の最中に行われた録音もほぼ日付順に徹底網羅。11分に及ぶ「ゴーイン・ホーム」は冒頭にチャット(会話)があるバージョン。今も未発表のブルースナンバー「Looking Tired」や、アルバム未収録となる「ライド・オン・ベイビー」、「シッティン・オン・ア・フェンス」、「サッドデイ」も録音順に収録されている。
キースとビルが参加した6人目のストーン、イアン・スチュワート(piano)の唯一のソロ名義シングル「スチュ・ボール」や、ミックがコーラス参加したクリス・ファーロウの「シンク」などの入手困難な曲も収録されている。
【詳細な日本語解説。8頁ブックレット、ライナー8,500字】
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ

 

■収録曲
AFTERMATH session #1
RCA Studios, Hollywood, LA. 8th - 10th December 1965
1 19th Nervous Breakdown
2 Mother's Little Helper
3 Doncha Bother Me
4 Take It Or Leave It
5 Think
6 Ride On Baby
7 Sittin’ On A Fence
8 Sad Day
9 Goin' Home
10 Looking Tired
IAN STEWART AND THE RAILROADERS
released on single (Decca F 12354), March 1965
11 Stu-Ball
14th January: CHRIS FARLOWE.
recorded in London, December 1965.
12 Think
AFTERMATH session #2
RCA Studios, Hollywood, LA. 7th - 11th March 1966
13 Out Of Time
14 Lady Jane
15 Flight 505
16 High And Dry
17 It's Not Easy
18 I Am Waiting