発売日 2024/4/10
¥2530(税込)
品番
EGDR-0301
●ザ・ビートルズの全公式録音を年代順に収録した大河アンソロジー第1集!
●未発表曲や別バージョンも網羅した真の全作品集!
●クオリーメンからビートルズへ。デビュー前の全公式音源!
【詳細な日本語解説。12頁ブックレット、ライナー11,700字】
ザ・ビートルズのレコーディング全音源収録という壮大なプロジェクトがエターナル・グルーヴズから登場だ。
ビートルズとして公式に行われたスタジオ録音音源で、アウトテイクや未発表曲も網羅しながら、時系列で徹底的にビートルズの歩みをサウンドで追いかけるというシリーズだ。
その第1集は、1958年7月の「That’ll Be The Day」に始まり、1961年のポリドール・セッションを経て、落選する1962年元旦のデッカ・オーディションから、EMIでの6月の初録音へとデビューへ向けて奮闘する初期ビートルズを徹底的に網羅している。
ハンブルグ巡業中に、同じクラブで演奏していたトニー・シェリダンのドイツ・ポリドールでのレコーディングでバックバンドを務め「マイ・ボニー」がドイツでチャート5位のヒットを記録。T・シェリダンのバックバンドは「ビート・ブラザース」と名付けられ、過去のリリースではビートルズ以外のメンバーでの録音も「ビートルズのデビュー前の演奏!」と謳われて発売されたことで混乱も起きたが、細かな検証を経て、ここにはビートルズの演奏のみを収録。ジョンの歌う「Ain’t She Sweet」は純正のビートルズの演奏と言える。
「マイ・ボニー」をきっかけにリバプールのレコード店「NEMS」のオーナー、ブライアン・エプスタインがマネージャーに就いて行われた1962年元旦のデッカ・オーディションは、まさかの落選となるが、デビュー前の定番音源でもあり、今も輝きは色あせない。ここには全15曲をステレオ・マスターで収録。
そして迎えたEMIでのオーディションを兼ねた録音ではピート・ベストの叩く「ラブ・ミー・ドゥ」、「ベサメ・ムーチョ」が残された。ここでメンバーチェンジを決断。リンゴ・スターが新たに加入し、キャバーン・クラブのライヴはグラナダTVが「サム・アザー・ガイ」を収録するが、ポールのボーカルが拾えず後日録り直しが行われる。TVやニュースなどで何度も目にする、白シャツとベストの衣装のモノクロ映像がそれだ。
1962年9月には、リンゴを迎えてのシングル「ラブ・ミー・ドゥ」用の録音が行われる。ジョージ・マーティンが用意した「ハウ・ドゥー・ユー・ドゥー・イット」も録音されるも、再度録り直しとなる。ここまでビートルズがEMIからのデビューに向かって進む日々を音で追いかける充実した内容だ。
ジョン、ポール、ジョージに加えピート・ベスト(ドラム)とのライヴに明け暮れる日々を経て、リンゴが加入。若きビートルズのエネルギッシュで荒けずりな演奏は、この時期だけのもの。そんなエネルギーに満ちた究極シリーズの第1集が登場だ。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ