菅原一樹のこれまでの楽曲からセレクトした楽曲集第三弾。
2013 – 2020年の作品からセレクトされている本作品集は、ポストロック、エレクトロニカからの影響を色濃く反映しつつ、ストリングスやコーラスを交えたエピックかつアップリフティングな楽曲を主軸に構成。そのどれもが映像作品を想起させるような主題を内包し、聴くものを新しい物語の世界へと誘う。アンビエントなはじまりから一転疾走感溢れるトラックと美麗なストリングスで魅せる”Beginig wind”ギターの変則的なリフとそれに呼応するヴァイオリンが印象的な”Heliacal Rising”など前作にも見られたアプローチをより研ぎ澄ませた楽曲となっている。また、ピアノだけで繊細に物語を描く”追憶に花束を”の美しいメロディとコード運びは必聴である。